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シミは種類によっても治療法が異なる

顔にクリームを塗る女性

一口にシミといってもいくつかの種類があります。種類によって原因や治療法が異なりますし、間違った方法でケアすると逆効果になってしまうこともあるので注意しましょう。そこでまずは発生したシミがどのようなものなのかをきちんと診断することが大切です。

シミには主に老人性色素斑や肝斑、脂漏性角化症、そばかすなどの種類があります。特に数が多いとされるのは老人性色素斑と肝斑であり、この2つは同時に発生しやすいことが特徴です。しかし、治療法は全く異なるため、正しい方法で治療をしないとシミが治りにくいと言われています。最初の診断が非常に重要であり、経験や実績のあるドクターの診察を受けるようにしましょう。

老人性色素斑は角化細胞の良性腫瘍であり、実際にシミというわけではありません。角化細胞が紫外線に当たることにより、DNAに異常を生じてしまうことが老人性色素斑の原因です。日光に当たりやすい顔や手の甲、腕などに多く発生します。老人性色素斑の治療ではレーザーが使われることが多いです。また、ハイドロキノンとトレチノインを使って薄くすることもできます。

肝斑は皮膚への摩擦や紫外線、女性ホルモンが原因で発生する症状です。このような刺激によってメラノサイトが活性化し、メラニン色素が過剰に作られてしまいます。頬や目の下、額などに左右対称に現れることが特徴であり、一般的なレーザーを照射すると逆効果になってしまうので注意が必要です。肝斑の治療では最初にトラネキサム酸を内服します。3ヶ月程度で効果が出てきますが、1年~1年半程度続けることが大切です。また、ピーリングやイオン導入が行われることもあります。

脂漏性角化症は褐色や黒色の組織が増殖する病気です。原因についてはよく分かっていませんが、遺伝的に発生しやすいという人もいます。形は円形か楕円形であり、小さいものなら5mm程度です。大きいものだと10cmになることもあるため、かなり目立ってしまうでしょう。脂漏性角化症は少しずつ大きくなっていくことが特徴です。表面は滑らかになっているか、かさついているということです。

脂漏性角化症の大きな問題は見た目です。場合によっては痒みなどが発生することもありますが、見た目が気にならない場合は特に治療の必要はないでしょう。切除する場合は液体窒素で凍らせる方法や電気針を使用する方法がおすすめです。

そばかすは先天的な要因で発生することもありますが、後天的な要因で発生することもあります。先天的な要因としては、メラニン色素の生成に関係する受容体の量が多いかどうかということです。受容体の量は遺伝子のタイプによって決まりますが、受容体が多い体質の人は先天的にそばかすを発症しやすくなります。

ちなみに、先天的なそばかすは幼少時に発症し、成長するごとに消えることが多いため、あまり心配しなくても良いでしょう。そばかすの治療ではハイドロキノンとトレチノインが使われることが多いです。

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